よく噛んで食べる7つのメリットと3つのリスク

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サラダを食べる女性 美容
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あなたは食事の際、よく噛んで食べていますか?

学校給食や多忙なランチタイムなどで、短い食事時間に慣れてしまった現代人の多くはよく噛んで食べる習慣があまり身に付いていないと聞きます。

そこで今回はよく噛んで食べるメリット、デメリットについて、ご紹介したいと思います。

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よく噛んで食べる7つのメリット

①消化吸収を助け、腸内環境を整える

消化吸収を助けることによって腸内環境が整い、免疫力が上がり、アレルギーを抑えることが出来ます。

腸内環境を整えることは美肌に繋がったり、ニキビ改善、便秘の解消に繋がったりと良いこと尽くしです!

②よく噛むことで満腹中枢が刺激され、肥満予防に繋がる

読んで字のごとくですね!
よく噛むことで満腹中枢が刺激され、比較的少ない食事で満足感を得ることが出来ます。

食事はゆっくりと楽しみましょう。

③唾液だえきの分泌により虫歯、歯周病予防になる

唾液の分泌による嬉しい効果は虫歯、歯周病予防だけではありません。

・甘いものを食べた時、虫歯菌の出した酸を中和してくれる
・唾液に含まれるカルシウム、リンは歯を強く修復してくれる
・ウィルスや細菌などを殺す抗菌作用
・アミラーゼによる消化作用
・口内の潤いを保ってくれる

以上、さまざまな効果があります。
これだけ嬉しい効果を持つ唾液ですが、よく噛むことで多く分泌されます。

④脳の血流が良くなることで認知症予防に繋がる

よく噛むことで、脳の血流が良くなり認知症の予防に繋がります。

これは高齢者ほど顕著で特に記憶や学習と深く関係している前頭前野の活性化させてくれます。
人間の前頭前野は脳の中でも最も発達しており、老後一番初めに衰えてくる部位でもありますので、少しでも衰えを感じればよく噛むことを意識してみると良いかもしれません。


アルツハイマー型認知症の原因については完全には解明されていませんが、“噛むこと”と“認知症”との関係は以前から示唆されていました。

落合邦康特任教授らの実験によれば、
歯周病の原因菌によって作られる酪酸を健康なラットの歯肉に注射し6時間後に調べると、酪酸を注射されたラットは通常のラットと比べ脳の各部位で平均35〜83%も酸化ストレスが上昇していたとの結果が出ており、歯周病がアルツハイマー型認知症の一因になるのは、ほぼ間違いありません。

⑤ストレスを緩和し、リラックスできる

スポーツ選手が試合中にガムを噛んでいるなんて話は有名ですね!

噛むことにより緊張を和らげ、より良いパフォーマンスを発揮することが出来ます。

実際のところ本当にガムを噛んでいるのかは知りませんが、メジャーリーガーなどは皆噛んでるイメージです(勝手な印象)

⑥顔のラインがスッキリすることによる小顔効果

噛むことによって、あごまわり筋肉のシェイプアップ効果が期待できます。

実際に私もよくガムなどを噛むようになってから、小顔になったと言われるようになりました。

⑦唾液に含まれる酵素ペルオキシダーゼの働きで食品に含まれる発がん性を抑えることが出来る

ペルオキシダーゼは過酸化水素や有機酸化物まで作用し体内を酸化ストレスから守ってくれる優秀な酵素です。

多くの発がん物質の毒性を抑えてくれることで知られており、おこげの成分であるトリプP-1や加熱したグルタミン酸ナトリウム、食品添加物AF-2など、人工、天然問わず多くの発ガン物質の毒性を消去することが確認されています。

よく噛むことのデメリット

過ぎたるは及ばざるが如し、と言われるように何事もやり過ぎは良くありません。

それは噛むことも例外ではありません。

顎筋肉の酷使による顎関節症になるリスク

あご筋肉を過剰に酷使すれば、顎関節症がくかんせつしょうに陥るリスクが高くなります。

顎関節症がくかんせつしょうとは口を開こうとした際に、あごの関節や周りの筋肉が痛んだり、口の開け閉めによって顎関節で音が出ると言ったものです。

音が出るだけであれば取り立てて治療の必要はありませんが、痛みがあるようであればすぐにでも歯科医院へ受診の必要があります。

歯のダメージへの懸念

キャラメルを食べた時に歯の詰め物が取れる、硬いせんべいを食べて歯が欠けるなど硬い食べ物、粘着性のある食べ物には注意を払う必要があります。

実際に硬いものを好んで食べる方は歯の寿命が短い傾向にあるようです。

育ち盛りである子供時代は顎の筋肉の発達や歯並びの正常化のためにも、ある程度硬いものを食べる必要がありますが、大人になってしまえばそれ以上に歯へのダメージについて注意する必要があります。

硬いものを食べることとよく噛んで食べることは異なることを理解しておきましょう。

歯が擦り切れエナメル質が薄くなり、知覚過敏になるリスク

先ほどの歯へのダメージと近いところですが、歯の表面が削れることで知覚過敏になりやすくなります。

他にも研磨剤の入った歯磨き粉を使いすぎることでも知覚過敏になりやすくなるので注意が必要です。

具体的によく噛むとはどういうことか?

よく噛むことのメリットと懸念されるリスクについて、ここまで紹介してきましたが、具体的にはどのようにすれば良いのでしょうか?

昔からよく言われていることではありますが、一口ごとに30回を目安に噛むことが効果的です。

30回噛むのが面倒だという人は、一口を小さくしたり、こまめにガムを噛むことといった方法もあります。

日々を健康に過ごすためには高いサプリメントや特別な施術よりも、日常の何気ない習慣が重要となってます。

健康、美容のために、すぐにでも簡単に始められる、よく噛むという習慣から初めてみてはいかがでしょうか。

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