ファクトフルネス(FACTFULNESS)とは?今の時代に絶対読むべき一冊

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ファクトフルネスとは?

ファクトフルネスとは日経BP社から出版されている『FACTFULNESS』の第一著者ハンス・ロスリングの作った造語で、“10の思い込みを乗り越え、データを基に正しく見る習慣のことです。

『FACTFULNESS』の中では現代人のもつ偏見や古くなったデータをアップデート出来ていない人が多すぎることを鋭く指摘しています。

世界を正しく見ていない?、、世の中そんな人たちが居るのかと他人事のように思いながらページをめくっていきましたが、本書の中に出てくる13個のクエスチョンを通して、自身の正答率がチンパンジーと大差ない事実に愕然としました。

エリートたるニートの自分もまた、偏見や古くなった知識をアップデート出来ていない人間の一人だったのです。

それはニートのみならず権威ある学者でさえも専門分野を離れてしまえばチンパンジーレベルの正答率だったそうです。

この記事を読む貴方もおそらく他人事ではなくなったことでしょう。

以下、本書の内容のネタバレも含みます。

これから読まれる方でネタバレが気になる方はご注意ください。


世界はだんだん良くなっている?

質問3
世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?

A 約2倍になった
B あまり変わっていない
C 半分になった

著者 Hans Rosling(2019.1.15)『FACTFULNESS』日経BP社

世界の大半はまだまだ貧しい発展途上国にあり、そこに住む人々は毎日濁った水を汲むために赤茶けた荒野を何kmも歩き回り、その日食べるものさえ覚束ない、そんな生活を送っている。

これが私の中では常識でありテレビ番組やニュース、途上国へ募金を求めるポスターに描かれる世界と変わらないものだったと思います。


では、先ほどの問いの答えはどうでしょう?



分かっている方もいらっしゃるかと思いますが、答えはCです。

イメージ的にはAやBかと思いますが、意外なことにCなんですね。
ここでいう極度の貧困とは、1日を1.9ドル以下で生活している人たちのことで、1993年には34%だったのが、2013年の調査では10.7%まで減少しました。

こういった劇的ではない進歩についてはニュースになりづらい傾向にあるので、世界が日々ちょっとずつ良くなっていることに私たちはまったく気づきません。

しかし、データに目を向けることで、それははっきりとわかるということを『FACTFULNESS』を読むことで学べました。

ありのままの事実をみる習慣

さまざまなメディアが溢れる現代では世界中のニュースを家に居ながら確認ができます。

それはひとえに情報を集め、発信してくれるマスメディアのおかげであります。

しかし、時には私たちの関心を引くために、人間の持つ恐怖本能を刺激してくる場合があります。

質問7
自然災害で毎年亡くなる人の数は過去100年でどう変化したでしょう?

A 2倍以上になった
B あまり変わっていない
C 半分以下になった

著者 Hans Rosling(2019.1.15)『FACTFULNESS』日経BP社

こちらの質問7の正答率はたったの10%だったとのこと。



答えはCです。

100年前と比べると死亡者の数は25%になっており、人口も増加していることも合わせて考えると死亡率は激減しております。
にも関わらず何故ここまで正答率が低いのでしょうか?

原因の一端はマスメディアにあると言っても過言ではないでしょう。
連日新型コロナウィルスに関するニュースを報道しておりますが、内容は不安を煽るものや、なかにはデマを拡散してしまうようなこともありました。

トイレットペーパーが不足しているとデマが流れれば空っぽの陳列棚を写し不安を煽るだけ煽り、結局デマの収束をはかったのは企業が運営するSNSでした。

とはいえ、マスメディアにばかり全ての責任があるかと言われればそれは違うでしょう。
基本的に資本主義におけるマスメディアは数字のために、大衆の求めるものを報道します。
つまり私たちの関心を向ける先にも少なからず責任があると言えます。

さらに直接的、間接的に関わらず多くの被害者がでている以上、明るいニュースや楽観的なニュースに反感を覚える方も大勢いるでしょう。

恐怖本能を煽るマスメディアや悪質なデマに踊らされないために、
私たちは恐怖本能があることを自覚したうえで冷静に現実を見つめ、行動を起こすまえに一度落ち着く必要があります。

こういった時代であるからこそ、『FACTFULNESS』は全ての人にぜひ一度は目を通してほしい一冊となっています。
お時間があればぜひ手にとってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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