「ゲーミングスマホって、普通のハイエンドスマホと本当に違うの?」
高性能なスマートフォンが増えている現在、こう疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ゲーミングスマホ「REDMAGIC 11S Pro」と、ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 17 Ultra」を比較しながら、実際のゲーム性能を詳しくチェックしていきます。
どちらもSnapdragon 8 Elite Gen 5世代の高性能SoCを搭載していますが、実際にゲームを長時間プレイしてみると、
- フレームレートの安定性
- 発熱
- 冷却性能
- バッテリー持ち
- ゲーム向け機能
にはかなり大きな違いがありました。
結論から言うと、ゲーム性能を最優先するならREDMAGIC 11S Proはかなり強力な選択肢です。
一方で、カメラ性能まで含めた総合力を求めるならXiaomi 17 Ultraにも大きな魅力があります。
今回は両者を比較しながら、REDMAGIC 11S Proを選ぶメリット・デメリットまで詳しく解説します。
- REDMAGIC 11S ProとXiaomi 17 Ultraのスペック比較
- REDMAGIC 11S Pro最大の特徴は圧倒的な冷却性能
- AnTuTuベンチマークではREDMAGIC 11S Proが約418万点
- ゲーム性能比較|長時間プレイすると差が大きくなる
- REDMAGIC 11S Proは60FPSを維持しやすい
- 30分間ゲームをするとFPS差がさらに大きくなる
- 発熱比較|REDMAGIC 11S Proの冷却性能はかなり優秀
- 最大144Hz+フレーム補間がゲーム好きには強い
- ゲームのロードやアップデートも高速
- 7,500mAhの大容量バッテリーもゲーム向き
- REDMAGIC 11S Proは普段使いも意外と強い
- REDMAGIC 11S Proのデメリット
- REDMAGIC 11S Proの価格
- REDMAGIC 11S Proがおすすめな人
- Xiaomi 17 Ultraがおすすめな人
- 結論|ゲーム最優先ならREDMAGIC 11S Proはかなり強い
REDMAGIC 11S ProとXiaomi 17 Ultraのスペック比較
まずは主要スペックを比較してみましょう。
| 項目 | REDMAGIC 11S Pro | Xiaomi 17 Ultra |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 リーディングバージョン | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
| CPU最大クロック | 最大4.74GHz | 最大4.6GHz |
| メモリ | 12GB/16GB | 16GB |
| ストレージ | 256GB/512GB | 512GB/1TB |
| 画面サイズ | 6.85インチ | 6.9インチ |
| 最大リフレッシュレート | 144Hz | 120Hz |
| バッテリー | 7,500mAh | 6,000mAh |
| 重量 | 230g | 約218.4~219g |
| 冷却 | 空冷+水冷+大型VC | VC冷却 |
| おサイフケータイ | 〇 | × |
| eSIM | × | 対応構成あり |
| 特徴 | ゲーム特化、水冷ファン | カメラ・総合性能重視 |
REDMAGIC 11S Proは、通常版より高クロックなSnapdragon 8 Elite Gen 5 リーディングバージョンを搭載。さらに独自ゲーミングチップ「RedCore R4」も採用されています。

公式スペックでは13,116mm²の大型ベイパーチャンバー、24,000RPMの高速ファン、複合液体金属3.0、循環水冷システムなどを組み合わせた「AquaCore冷却システム」を搭載しています。(REDMAGIC)
対するXiaomi 17 UltraもSnapdragon 8 Elite Gen 5、UFS 4.1、16GBメモリを搭載するハイエンドモデルです。
6.9インチ・最大120Hzの有機ELディスプレイ、6,000mAhバッテリーを搭載しており、スマートフォンとして十分すぎるほど高性能です。(Xiaomi Nederland)
つまり、
単純なスペックだけを見ると両方とも超ハイエンド。
しかし、ゲームを長時間動かすと違いが見えてきます。
REDMAGIC 11S Pro最大の特徴は圧倒的な冷却性能
ゲーミングスマホと一般的なハイエンドスマホを分ける最大のポイントが、「冷却性能」です。
スマートフォンのゲーム性能では、SoCの瞬間的な性能だけを見るだけでは不十分です。
高負荷なゲームを長時間プレイすると端末内部の温度が上昇し、SoCを保護するために性能を下げる「サーマルスロットリング」が発生します。
つまり、
どれだけ高性能なSoCでも冷却できなければ性能を維持できません。
REDMAGIC 11S Proはここを徹底的に強化しています。
REDMAGIC 11S Proの冷却システム
REDMAGIC 11S Proには、
- 13,116mm²大型ベイパーチャンバー
- 最大24,000RPM高速ファン
- 循環水冷システム
- 複合液体金属3.0
- グラフェン
- 銅箔
- アルミ製エアダクト
などを組み合わせたAquaCore冷却システムが搭載されています。(REDMAGIC)
一般的なスマートフォンでは基本的にパッシブ冷却が中心ですが、REDMAGIC 11S Proは内部にファンまで搭載するアクティブ冷却です。
この違いが長時間ゲームで非常に大きく効いてきます。
AnTuTuベンチマークではREDMAGIC 11S Proが約418万点
まずベンチマーク性能を比較しました。
今回のテスト結果では、
| 機種 | AnTuTuスコア |
| REDMAGIC 11S Pro | 約418万 |
| Galaxy S26 | 約380万 |
| Xiaomi 17 Ultra | 約354万 |
| Xperia 1 Vlll | 約341万 |
という結果になりました。
REDMAGIC 11S Proは約418万点。
Xiaomi 17 Ultraの約354万点に対して、かなり高いスコアを記録しています。
もちろんベンチマークスコアだけでスマートフォンの良し悪しを判断することはできません。
重要なのは、
「実際のゲームでも性能差が出るのか?」
という点です。
そこで実ゲームでも比較しました。
ゲーム性能比較|長時間プレイすると差が大きくなる
Xiaomi 17 Ultraも短時間なら十分高速
最初に感じたのは、Xiaomi 17 Ultraも普通にかなり高性能ということです。
Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しているため、高画質設定でもほとんどのゲームを快適にプレイできます。
50〜60FPS前後で動作する場面も多く、
「ゲームを遊ぶだけ」
であればXiaomi 17 Ultraでも十分です。
しかし、高負荷状態が続いて端末温度が上昇すると、
40FPS台までフレームレートが低下する場面
が確認できました。
つまり瞬間的な性能は非常に高いものの、長時間ゲームでは発熱の影響を受けます。
REDMAGIC 11S Proは60FPSを維持しやすい
一方でREDMAGIC 11S Proは、同じゲームをプレイしてもフレームレートが安定しています。
一時的に50FPS台まで下がることはあるものの、その後は60FPS近辺を維持する場面が多く、
長時間ゲームになるほどゲーミングスマホの強さが分かります。
これはSoC性能だけではなく、
- 大型VC
- 空冷ファン
- 水冷システム
- 液体金属
- ゲーム向けチューニング
などを組み合わせている効果と考えられます。
30分間ゲームをするとFPS差がさらに大きくなる
さらに高負荷ゲームを約30分間プレイして比較しました。
結果はかなり分かりやすくなりました。
REDMAGIC 11S Pro
序盤の平均フレームレートは、
約60FPS
後半まで含めても、
約59FPS
という高い数値を維持。
長時間プレイしても60FPS近辺をキープしています。
Xiaomi 17 Ultra
一方Xiaomi 17 Ultraでは、開始数分後からフレームレート低下が目立つようになりました。
30分間の後半では35〜40FPS付近まで下がる場面が増え、
平均フレームレートは約39FPS
という結果になりました。
ここまで来ると違いは明確です。
短時間なら両機種とも快適。
しかし、30分、1時間とゲームを続けるならREDMAGIC 11S Proの方が圧倒的に安定しやすいという結果になりました。
発熱比較|REDMAGIC 11S Proの冷却性能はかなり優秀
ゲーム中の温度も比較しました。
あるテストでは、
Xiaomi 17 Ultra
- バッテリー温度:約39.9℃
- 本体最高温度:約39.8℃
REDMAGIC 11S Pro
- バッテリー温度:約37℃
- 本体最高温度:約36.7℃
となりました。
さらに負荷の高いゲームでは、Xiaomi 17 Ultraが約48℃まで上昇した場面もありました。
一方、REDMAGIC 11S Proでは長時間プレイしても約42.5℃前後に収まったケースがあります。
ゲームや室温、設定によって結果は変わりますが、
REDMAGIC 11S Proの冷却システムが長時間プレイで有利なのは間違いありません。
ただし注意点もあります。
REDMAGIC 11S Proでも最高性能モードや高フレームレート補間を使用すると発熱は大きくなります。
「ゲーミングスマホだから熱くならない」のではなく、
高い性能を維持しながら効率よく熱を逃がせる
と考えた方が正確です。
最大144Hz+フレーム補間がゲーム好きには強い
REDMAGIC 11S Proの魅力は冷却性能だけではありません。
6.85インチAMOLEDディスプレイは最大144Hzのリフレッシュレートに対応しています。解像度は2,688×1,216、瞬間タッチサンプリングレートは最大3,000Hzです。(REDMAGIC)
さらにゲームスペースからフレーム補間機能を利用することで、対応ゲームではより滑らかな映像表示を狙えます。
ゲームによっては、
60FPS → 120FPS相当
といった滑らかな表示も可能です。
120Hzや144Hzになると60Hzとの差はかなり分かりやすく、
- FPS
- TPS
- アクションゲーム
- レースゲーム
- オープンワールドゲーム
との相性は特に良好です。
ゲームのロードやアップデートも高速
今回の比較では、ゲームのインストール後に行われるシェーダー処理やロード時間でもREDMAGIC 11S Proが速い場面がありました。
REDMAGIC 11S Proは、
LPDDR5X Ultra+UFS 4.1
を採用しています。(REDMAGIC)
最近のスマホゲームは20GB、30GBを超えるケースも珍しくありません。
大型アップデートも頻繁に行われるため、
- ダウンロード
- 解凍
- インストール
- シェーダーコンパイル
- マップロード
といった処理が速いことは、ゲーム用途では意外と重要です。
単に「ゲーム中のFPSが高い」だけではなく、
ゲームを始めるまでの待ち時間が短い
という点もゲーミングスマホならではのメリットです。
7,500mAhの大容量バッテリーもゲーム向き
REDMAGIC 11S Proには7,500mAhの大容量バッテリーが搭載されています。
最大80W有線急速充電に加えてワイヤレス充電にも対応しています。(REDMAGIC)
Xiaomi 17 Ultraは6,000mAhなので、単純なバッテリー容量ではREDMAGIC 11S Proが1,500mAh多くなっています。(Xiaomi Nederland)
今回約2時間テストした段階では、
- Xiaomi 17 Ultra:76% → 44%
- REDMAGIC 11S Pro:76% → 46%
という結果でした。
差は2%程度ですが、REDMAGIC側では途中で120FPS相当のフレーム補間など、より高負荷な設定も使用しています。
同条件で長時間ゲームをするなら、大容量バッテリーを搭載したREDMAGIC 11S Proの方が有利になる可能性が高いでしょう。
REDMAGIC 11S Proは普段使いも意外と強い
ゲーミングスマホというと、
「ゲーム専用のサブスマホ」
という印象を持っている方もいるかもしれません。
しかしREDMAGIC 11S Pro日本版は意外と普段使いにも向いています。
おサイフケータイ対応
REDMAGIC 11S Proは日本版でおサイフケータイに正式対応。
NFC Type-A/B、Google Payにも対応しています。(REDMAGIC)
ゲーミングスマホでありながら、普段の決済端末としても使いやすくなりました。
IPX8防水
IPX8防水にも対応しています。(REDMAGIC)
従来のゲーミングスマホは冷却ファンを搭載している関係で防水性が弱点になりやすかったため、ここも大きな進化です。
3.5mmイヤホンジャック搭載
さらに3.5mmイヤホンジャックも搭載。
音ズレを極力減らしたいFPSプレイヤーなどにとって、有線イヤホンを直接接続できるのは大きなメリットでしょう。
REDMAGIC 11S Proのデメリット
性能面では非常に強力ですが、もちろん弱点もあります。
カメラ性能はXiaomi 17 Ultraが圧倒的
最大の違いはカメラです。
Xiaomi 17 Ultraは、
- ライカ共同開発
- 1インチセンサー
- 2億画素望遠カメラ
- 75〜100mm可変式光学ズーム
などを採用したカメラ特化型フラッグシップです。(Xiaomi Nederland)
写真や動画を重視するなら、Xiaomi 17 Ultraの方が魅力的です。
REDMAGIC 11S Proにも50MPメイン+50MP超広角カメラがありますが、スマートフォンカメラとしての方向性は大きく異なります。(REDMAGIC)
eSIM非対応
REDMAGIC 11S Proは、
デュアルnano-SIMには対応していますが、eSIMには非対応
です。(REDMAGIC)
eSIMを頻繁に利用する方は注意してください。
重量は230g
本体重量は230gあります。(REDMAGIC)
Xiaomi 17 Ultraは約218〜219gなので、REDMAGIC 11S Proの方が約11g重くなっています。(Xiaomi Nederland)
長時間ゲームでは重量差も感じる可能性があります。
REDMAGIC 11S Proの価格
REDMAGIC 11S Proの日本価格は、
| モデル | 価格 |
| 12GB+256GB | 149,800円 |
| 16GB+512GB | 172,800円 |
です。
公式発表でも256GBモデルは149,800円、512GBモデルは172,800円とされています。(REDMAGIC)
Xiaomi 17 Ultraの16GB+512GBモデルは199,800円です。(Mi Global Home)
512GB同士で比較すると、
REDMAGIC 11S Proの方が27,000円安い
計算になります。
ゲーム性能を重視して考えると、この価格差はかなり大きいでしょう。
REDMAGIC 11S Proがおすすめな人
REDMAGIC 11S Proは、特に以下のような人におすすめです。
- 原神など重いゲームを最高設定で遊びたい
- FPSを安定させたい
- 30分〜数時間ゲームすることが多い
- 120Hz以上の滑らかな画面で遊びたい
- 発熱による性能低下をできるだけ抑えたい
- 大容量バッテリーが欲しい
- ゲーム専用機ではなくメインスマホとして使いたい
- おサイフケータイも使いたい
- カメラよりゲーム性能を優先したい
特に、
「スマホゲームを毎日1時間以上する」
という人なら、普通のハイエンドスマホとの違いを感じやすいでしょう。
Xiaomi 17 Ultraがおすすめな人
逆にXiaomi 17 Ultraがおすすめなのは、
- ゲームだけでなくカメラも重視したい
- 旅行や日常で写真をたくさん撮る
- 望遠カメラを使いたい
- ゲームはたまに遊ぶ程度
- 総合力の高いフラッグシップが欲しい
という人です。
ゲーム性能そのものも十分高いため、
「ゲームもするけどゲーム専用機までは必要ない」
という人にはこちらの方がバランスが良いでしょう。
結論|ゲーム最優先ならREDMAGIC 11S Proはかなり強い
今回REDMAGIC 11S ProとXiaomi 17 Ultraを比較して最も印象的だったのは、
SoCが同世代でも、ゲームを長時間動かすと性能差が大きくなる
ということです。
普通のハイエンドスマートフォンでも短時間なら十分高速です。
しかし30分、1時間と高負荷なゲームを続けていくと、発熱によるフレームレート低下が発生します。
REDMAGIC 11S Proは、
- Snapdragon 8 Elite Gen 5 リーディングバージョン
- 13,116mm²大型VC
- 24,000RPM冷却ファン
- 水冷システム
- 複合液体金属
- 最大144Hzディスプレイ
- フレーム補間
- 7,500mAhバッテリー
といったゲーム向け機能を徹底的に搭載しています。(REDMAGIC)
その結果、長時間プレイでも高いフレームレートを維持しやすいのが最大のメリットです。
さらに256GBモデルなら149,800円から購入でき、日本版はおサイフケータイにも対応。
単なる「ゲーム専用スマホ」ではなく、
ゲーム性能を最優先しながら普段使いもできるハイエンドスマホ
として完成度が高くなっています。
一方、カメラ性能を重視するならXiaomi 17 Ultraの方が魅力的です。
選び方をシンプルにまとめると、
ゲーム性能・FPS・冷却性能重視 → REDMAGIC 11S Pro
カメラ・ゲーム・日常用途の総合力重視 → Xiaomi 17 Ultra
と考えると選びやすいでしょう。
スマホで原神などの高負荷ゲームを長時間プレイする人にとって、REDMAGIC 11S Proは2026年のゲーミングスマホの中でも非常に有力な選択肢です。

