フィギュアを集めていると、どうしても気になるのが「転倒」です。
お気に入りのフィギュアをきれいに飾っていても、棚へのちょっとした衝撃や地震によって倒れてしまうことがあります。
特に日本では地震への備えも考えておきたいところ。
また猫飼いの間では猫のいたずらにも備えることができます。
そこで今回は、フィギュアの転倒防止アイテムとして使える「ミュージアムジェル」を実際に使用し、どれくらい固定できるのか検証してみました。
結論からいうと、想像以上の固定力でした。
フィギュアの地震対策や転倒防止方法を探している人は、ぜひ参考にしてください。
ミュージアムジェルとは?
ミュージアムジェルは、置物やコレクションなどを固定するために使われる透明なジェル状の固定材です。
フィギュアの底面などに少量取り付け、棚やディスプレイケースへ押し付けることで、転倒しにくくできます。
一般的な両面テープとは違い、目立ちにくいのも大きなポイントです。
今回使用したものは透明で、触ってみると思っていたよりも硬め。
「ジェル」というよりは、少し柔らかい粘土に近い感触でした。
強いベタつきや接着剤特有のにおいもほとんど気になりません。
ミュージアムジェルの特徴

主なメリットをまとめると次の通りです。
- 透明なので目立ちにくい
- 少量でもフィギュアを固定できる
- 取り外しができる
- 余ったジェルを回収しやすい
- 台座のないフィギュアにも使いやすい
- 棚への衝撃などによる転倒対策になる
- コレクションの省スペース化にも活用できる
特に魅力的なのが、固定力と目立ちにくさを両立できることです。
フィギュアの見た目をできるだけ損なわずに転倒対策したい人と相性がいいでしょう。
ミュージアムジェルをフィギュアに使ってみた
今回は固定面積の異なる複数のフィギュアを用意して、実際の固定力を検証しました。
底面の広いものだけでなく、足の裏しか接地しないフィギュアでも試しています。
1.ジェルを少量取る
まずミュージアムジェルを少量取ります。
実際に使ってみると、想像していたよりも必要量は少なめでした。
フィギュアの底全体をジェルで覆う必要はありません。
少量ずつ使用することで、110g程度の容量でもかなり多くのフィギュアに使用できそうです。
2.フィギュアの底面に取り付ける
取ったジェルをフィギュアの底面へ取り付けます。
底面が広いフィギュアなら、接地する部分へ少量ずつ配置。
足の裏だけで立っているフィギュアの場合は、つま先とかかとなど接地するポイントに取り付けました。
ポイントは一度に大量につけすぎないことです。
多すぎるとはみ出しやすくなるため、最初は少量から試すのがおすすめです。
3.棚に押し付けて固定する
ジェルを取り付けたら、飾りたい位置へフィギュアを置き、上から軽く押し付けます。
今回はそのまま一晩置いて固定力を確認しました。
設置直後に無理に動かすのではなく、しばらく安定させてから確認するとよいでしょう。
ミュージアムジェルの固定力を検証
一晩置いたところで、実際にどのくらい固定されているのか試してみました。
最初に驚いたのが、台を動かしてもフィギュアが簡単には倒れなかったことです。
通常なら少し傾けるだけで倒れてしまうような細いフィギュアでも、しっかり固定されています。
さらに台を徐々に傾けてみました。
約45度まで傾けても落下せず、90度近くまで傾けても固定された状態を維持。
最終的には台を逆さにした状態でもフィギュアが落下しないほど固定されていました。
今回の検証では、かなり強力な固定力を確認できました。
ただし、これはあくまで今回使用したフィギュア・設置面での検証結果です。素材、重量、接地面積、表面処理、温度などによって固定力は変化する可能性があります。
「逆さにしても落ちなかった=地震でも絶対に落下しない」という意味ではないので注意してください。
足裏の面積が小さいフィギュアでも使える?
今回特に気になっていたのが、接地面積の小さいフィギュアです。
台座付きフィギュアの場合は底面が広いため固定しやすいですが、台座なしの場合は足裏だけで支えることになります。
実際に足裏の狭いフィギュアへ使用してみたところ、こちらもしっかり固定できました。
つま先とかかとの2点に少量のジェルを使用するだけでも固定力を確認できています。
そのため、
「台座なしだとすぐ倒れてしまう」
「フィギュアスタンドを使いたくない」
という場合にも便利です。
台座を外して飾れば省スペース化もできる
ミュージアムジェルには、転倒防止以外のメリットもあります。
それがフィギュアを飾るスペースの節約です。
フィギュアによっては本体より台座のほうが大きく、ディスプレイケースのスペースをかなり使ってしまうことがあります。
台座なしでも安定して固定できるフィギュアなら、ミュージアムジェルを利用して直接棚へ設置する方法も考えられます。
台座の分だけ設置面積を減らせるので、同じディスプレイケースでもより多くのフィギュアを並べられる可能性があります。
ただし、台座がフィギュアを支える構造になっている製品については、無理に取り外さないようにしましょう。
ミュージアムジェルは剥がせる?
固定力が強いと、
「取り外せなくならない?」
と心配になるかもしれません。
今回使用した環境では、フィギュアをゆっくり傾けるようにして力を加えることで取り外せました。
はみ出したジェルについても、指でまとめるようにすると比較的簡単に回収できます。
ただし、使用する素材との相性には注意が必要です。
塗装面、木材、紙、布、壁紙、コーティングされた棚などでは、シミ・変色・塗装への影響が発生する可能性も考えられます。
大切なフィギュアや高価な家具に使用する場合は、メーカーの使用方法や注意事項を確認し、目立たない場所でテストしてから使用するのがおすすめです。
フィギュアの地震対策として使える?
ミュージアムジェルは、フィギュア単体の転倒対策として非常に便利です。
ただし、地震対策として考えるならミュージアムジェルだけに頼るのはおすすめできません。
大きな地震ではフィギュア以前に、ディスプレイラックや棚そのものが転倒する可能性があるためです。
本格的に対策するなら、
- フィギュアをミュージアムジェルで固定する
- 棚やラック自体を転倒防止器具などで対策する
- 重いものはできるだけ下段へ置く
- ガラスケースの場合はガラスの飛散にも注意する
- 高価なフィギュアは落下しにくい場所へ配置する
など、複数の対策を組み合わせるのが重要です。
ミュージアムジェルは「地震対策のすべて」ではなく、フィギュアの転倒リスクを減らすための一つの手段として考えるとよいでしょう。
ミュージアムジェルがおすすめな人
実際に使用してみた結果、特におすすめしたいのは次のような人です。
フィギュアの転倒が気になる人
棚へのちょっとした衝撃で倒れてしまうフィギュアの固定に便利です。
地震対策をしたい人
棚そのものの転倒対策と組み合わせれば、コレクションの防災対策を強化できます。
台座なしでフィギュアを飾りたい人
接地面積の小さいフィギュアでも固定できれば、台座を使わないディスプレイも可能になります。
ディスプレイスペースを節約したい人
大型の台座を省略できる場合、限られたスペースへより多くのフィギュアを飾れます。
ミュージアムジェルを使う際の注意点
固定力が高いからこそ、使用方法には注意が必要です。
特に重要なのが、設置する素材との相性です。
高価なフィギュアへいきなり使用するのではなく、問題がないことを確認してから本格的に使用してください。
また、長期間固定したままにすると、設置環境によってはジェルや接触面の状態が変化する可能性があります。
定期的に状態を確認しておくと安心です。
さらに、大型・重量級フィギュアについては、ジェルだけで安全性を確保しようとせず、専用スタンドやケースなども併用しましょう。
ミュージアムジェルに関するよくある質問
Q.少量でもフィギュアを固定できる?
今回の検証では、少量でも十分な固定力を確認できました。
ただし必要量はフィギュアの重量や底面積などによって変わります。
Q.透明なので目立たない?
透明度が高いため、フィギュアを正面から見たときには比較的目立ちにくいです。
ジェルがはみ出さないよう少量ずつ使用すると、よりきれいに設置できます。
Q.台座なしのフィギュアにも使える?
今回の検証では、足裏の接地面積が小さいフィギュアでも固定できました。
ただし、極端に重心が高いものや重量のあるフィギュアは注意が必要です。
Q.地震対策になる?
フィギュアの転倒防止には役立ちますが、地震による落下や破損を完全に防げるわけではありません。
棚・ラック自体の転倒防止対策と組み合わせるのがおすすめです。
まとめ|フィギュアの転倒防止ならミュージアムジェルは便利
今回は、フィギュアの転倒防止対策としてミュージアムジェルを実際に使用してみました。
検証した環境では、台を大きく傾けてもフィギュアが落下しないほどの固定力を確認でき、接地面積の小さいフィギュアにも使用できました。
特に、
「お気に入りのフィギュアを転倒から守りたい」
「地震に備えて少しでも対策しておきたい」
「台座を減らしてディスプレイスペースを広く使いたい」
という人には便利なアイテムです。
一方で、地震対策はミュージアムジェルだけで完結するものではありません。
棚そのものの転倒防止やフィギュアの配置なども含めて対策することが大切です。
コレクションが増えて「倒れるのが怖い」と感じている人は、フィギュアの転倒防止策の一つとしてミュージアムジェルを検討してみてください。

