人間関係の悩みの大半はコミュニケーションの不足から
仕事や学校においてもっともな重要で評価される能力の1つがコミュニケーション能力です。
ひいてはコミュニケーション能力の有無が自身の能力の有無にも直結します。
場合によっては自身の能力以上に重視されるコミュニケーション能力は現代社会において必須スキルともいえるでしょう。
実際に人間関係の悩みの大半は、このコミュニケーション能力の不足からくるものなのです。
話し方以上に必要とされる話の“聞き方”
コミュニケーションと聞いて真っ先に思い浮かびがちなのが自身の話し方だと思います。
一方で発表会やプレゼンなどの自身が主体となっての発言が必要となる一部の場面を除けば、話し方以上に重視されるのは話の聞き方です。
自分自身が自らの話し方を重視してしまうのと同様に、相手も自分の話し方に意識を向けています。
そこで、話を聞く貴方がスマホを触ったり、適当な相槌で聞いているのかもわからない状態になれば相手は当然不安になり、居心地が悪いと感じてしまうものです。
人間とは人の話を聞きたいという欲求以上に、自分の話を聞いてほしい、自分を認めてほしいという承認欲求の方が強いことを自覚しておく必要があります。
聞き上手になるために意識すべき3つのポイント
- しっかりとした相槌をうつ
- 相手の話に共感する
- 無能になって聞き、無知になって教わる
しっかりとした相槌をうつ
聞き上手の方は相手の話を聞いているというアピールがすごいです。
日本人の反応は聞いているのかわからないと海外の方からはよく言われますが、時として同じ日本人でも同じことを感じることでしょう。
そうならないためには多少大げさなくらいのリアクションが必要です。
どうしてもリアクションが苦手な方は相手が言っていることをオウム返しするだけでも効果があります。
そこにアイコンタクトやうなずくなどちょっとした動作をプラスするだけで効果は倍増します。
どれもすぐに出来ることですので、今すぐにでも実践してみましょう。
相手の話に共感する
相手の話に共感して話を聞くということは聞き上手になるうえでは必須になります。
たとえ共感が出来なかったとしても相手の立場を考え、理解しようとする気持ちが重要になってきます。
初めから否定的な態度で他人の話を聞いていれば、それは話し手にも伝わるものです。
たとえ貴方の立場が正しかったとしても、決して円滑なコミュニケーションにはなりませんので注意しましょう。
自身の理解が追いつかないことが必ずしも優れていないとは限りません。
特に議論はこのことを念頭に置いてなされるべきであり、ただの誹謗中傷と議論の違いを常に意識しておくべきだと考えます。
共感、ないし理解しようとする気持ちがない話し合いは議論ではなく、ただの誹謗中傷になります。
無能になって聞き、無知になって教わる
貴方は誰かに話を聞くとき、無能に、無知になって聞くべきです。
なにか学べることがあるかもしれない、知らないことを知ることが出来るかもしれない、そういったスタンスで話を聞いていれば間違っても他人の話に無関心な奴、だと思われることはありません。
学ぶ内容も、話の内容のみだけではなく、話の進め方やオチのつけ方、もしくはその人に人柄についてであっても何でも構いません。
重要なのは興味をもって聞くことです。
間違っても求められてもいないアドバイスを送ってしまったり、最後まで聞かないうちに話を遮ってしまってはいけません。
コミュニケーションとは多大な労力を必要とするものですが、それに見合ったリターンはどこで必ずあります。
そして、出来るけどしない、と最初から出来ないは全く違います。
ぜひ、聞き上手になれるよう意識してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※追記 2020年3月
聞き上手になるためのポイントを3つからプラスアルファの4つにまとめました。
そちらも是非参考にしてください。
聞き上手になるための4つのポイント