ポケモンチャンピオンズの「レギュレーションMC」も、環境が煮詰まってきていよいよ佳境を迎えてきております。
シーズン終盤でレートを伸ばすために重要なのが、現在の環境で流行している構築を把握し、事前に選出・立ち回りを決めておくことです。
特にレギュレーションMCの1ヶ月目は、新しいメガシンカポケモンの研究が進む一方で、まだ環境が完全には固まっていません。
そのため、
- どのメガシンカが強いのか
- どの並びが増えているのか
- 何を対策すればレートを上げやすいのか
が分かりにくい環境でもあります。
そこで今回は、レギュレーションMCで特に警戒しておきたい流行構築を紹介します。
単純に「このポケモンを入れれば対策できる」という話ではなく、構築単位でどう対策するべきなのかまで掘り下げていきます。
レギュレーションMCは「流行構築への勝率」が重要

自分の好きな構築を使うだけでは安定してレートを伸ばすのが難しくなります。
重要なのは、何度もマッチングする流行構築にしっかり勝つことです。
例えば10戦中3~4戦当たる構築が存在するなら、その構築に大きく負け越しているだけでレートを上げにくくなります。
一方、流行している並びへの選出と立ち回りを事前に決めておけば、選出画面で迷う時間も減らせます。
なお、同じレギュレーションでもレート帯によって流行は異なります。
上位帯で多い構築と、1700~2000付近で多い構築が完全に同じとは限りません。
そのため今回紹介する構築をベースにしながら、自分が実際に潜っているレート帯で何と頻繁にマッチングするのかも記録しておくのがおすすめです。
レギュレーションMCの流行構築まとめ
まずは今回警戒したい代表的な並びを整理します。
| 流行構築 | 主な狙い | 対策で意識したいポイント |
| セグレイブ+リザードン+アーマーガア | リザードンYを通す | ステロだけに頼らない |
| イエッサン+カメックス | サイコフィールド+からをやぶる | カメックスに積ませない |
| キラフロル+カイリュー+ルカリオ | ステロ+削りからルカリオを通す | カイリューの型を早めに判断 |
| ゲンガー+イエッサン+ブラッキー | ゲンガーの制圧力を最大化 | ブラッキーを崩せるポケモンを準備しておく |
| ブリジュラス+ボーマンダ+アシレーヌ | 高種族値でオーソドックスに強い | 固定対策より選出プランを準備 |
ここから、それぞれ詳しく見ていきます。
① セグレイブ+リザードン+アーマーガア
現在かなり警戒したいのが、
セグレイブ+リザードン+アーマーガア
の並びです。
いわゆる「セグリザアマガ」と呼べる構築で、上位帯だけでなく幅広いレート帯で遭遇する可能性があります。
リザードンYを通すための構築
元々存在していたのが、リザードン+アーマーガアの組み合わせです。
リザードンYにとって厄介なのが、ガブリアスなどによる「ステルスロック」。
そこでアーマーガアを組み合わせ、
ステルスロックを展開される
↓
アーマーガアを後投げ
↓
きりばらいで除去
↓
リザードンYを通す
という流れを作ります。
さらにセグレイブが加わったことで、構築全体の攻撃性能と対面性能が向上しています。
リザードンYはボーマンダ、カバルドン、サーフゴー、ギルガルドなど幅広い相手と戦えるため、現在の環境とも噛み合っています。
ステルスロックだけでは対策にならない
リザードン対策として真っ先に思いつくのがステルスロックですが、この構築相手には注意が必要です。
アーマーガアの「きりばらい」で解除されるため、
「ステロを撒けばリザードンYに勝てる」
という考え方では不十分です。
重要なのは、ステロ+アーマーガアにきりばらいをさせない展開までセットで考えること。
例えばサーフゴーを利用してアーマーガアの行動を制限する方法があります。
ただし、今度はサーフゴーがリザードンYに隙を見せやすくなるため、残りのポケモンでリザードンとセグレイブまで処理できるようにする必要があります。
他には、ブラッキーに「ちょうはつ」を持たせるなんて手段もありますね。
メガキラフロルも対策候補
メガ枠に余裕があるなら、メガキラフロルも注目候補です。
セグレイブのきあいのタスキを事前に削っておけば、メガキラフロルで相手の並び全体に圧力をかけられます。
重要なのは、1匹ですべてを倒そうとしないこと。
アーマーガアを動かしにくくするポケモン+リザードン・セグレイブを処理するポケモン
というように、並びで対策しましょう。
② イエッサン+カメックス
続いて警戒したいのが、
イエッサン+カメックス
です。
以前から存在するギミックですが、レギュレーションMC終盤でも依然として強力です。
サイコフィールドからカメックスを通す
基本的な動きはシンプル。
イエッサンでサイコフィールドを展開し、カメックスが「からをやぶる」を使用して一気に全抜きを狙います。
サイコフィールドによって先制技を防げるため、通常ならストッパーになるポケモンを突破しやすいのが特徴です。
さらに「だいちのはどう」を利用することで、本来カメックスが苦手とする相手にも大ダメージを狙えます。
最重要ポイントは「からをやぶる」を使わせないこと
この構築への対策は大きく2つあります。
① カメックスに「からをやぶる」を使わせない
② 「からをやぶる」後でも止められるポケモンを用意する
特に①が重要です。
カメックスは単純な低火力ポケモンだけを起点にするわけではありません。
相手によっては、高火力ポケモンを前にしても「からをやぶる」を狙えるケースがあります。
一方、
- アンコール
- ドラゴンテール
- その他の積み技を妨害できる技
を持っているポケモンに対しては、安易に積みにくくなります。
つまり、選出段階からカメックスが簡単に積めるポケモンを並べすぎないことが重要です。
ミミッキュ・メタモン・ゴリランダーも候補
ステルスロックがない展開なら、きあいのタスキを利用したストッパーも有効です。
ミミッキュであれば「ばけのかわ」によって強引に攻撃を受けられるため、カメックス対策として機能しやすくなります。
さらに分かりやすい対策候補が、
スカーフメタモン
です。
能力上昇後のカメックスをコピーできるため、相手側も簡単にカメックスを展開できなくなります。
また、サイコフィールド自体への対策としてゴリランダーでフィールドを書き換える方法もあります。
③ キラフロル+カイリュー+ルカリオ
終盤に向けて知っておきたいのが、キラフロル+カイリュー+ルカリオの並びです。
初見だとカイリューの型を読み違えやすいため、知識の有無で勝率が変わりやすい構築でもあります。
キラフロルで削ってルカリオを通す
基本的にはキラフロルでステルスロックなどを展開。
その後カイリューで相手を削りながら、最終的にルカリオを通していきます。
ルカリオ側はルカリオZが採用されることがあり、カイリューはドラゴンテールを絡めて相手を削っていくタイプが存在します。
ステルスロック+ドラゴンテールによって相手全体を削り、ルカリオの圏内へ入れていくわけです。
カイリュー=メガ前提で考えない
この並びで重要なのが、カイリューを見て安易にメガ枠だと判断しないことです。
相手の6匹を確認した段階で、
「これはキラフロル+カイリュー+ルカリオの並びでは?」
と判断できれば、カイリューの型もある程度予測できます。
ポケモン対戦では、相手の型をすべて対戦中に確認してから対応していては間に合わないことがあります。
構築の並びから、
「このカイリューはこの役割だろう」
と推測できるだけでも立ち回りは大きく変わります。
1匹で対策する必要はない
この構築も、単体ですべてを見る必要はありません。
例えば、
初手でキラフロルを削る →カイリューを起点にされない →最後にルカリオを止める
という3段階で考えれば対策しやすくなります。
「このポケモンなら3匹全部に勝てる」という駒を探すより、相手の勝ち筋を順番に潰していく方が現実的です。
④ ゲンガー+イエッサン+ブラッキー
上位帯を中心に警戒したいのが、ゲンガー+イエッサン+ブラッキーの並びです。
ゲンガー+ブラッキーという既存の相性補完に、イエッサンを加えた形になります。
サイコフィールドでゲンガーをサポート
ゲンガーは高い制圧力を持つ一方、先制技で縛られることがあります。
そこでイエッサンのサイコフィールドを利用。
先制技を防ぐことで、ゲンガーをより安全に動かせます。
さらにゲンガー+ブラッキーが苦手としやすい相手をイエッサンで処理できるため、3匹の補完が優秀です。
ブラッキーを崩せるポケモンが重要
この構築を相手にするときに意識したいのが、「ブラッキーをどう突破するのか」です。
ブラッキーを突破できないとサイクルを回され、ゲンガーが動きやすい盤面を作られてしまいます。
そのため、
ブラッキーを崩せる+ゲンガーやイエッサンにも一方的に弱くない
というポケモン・並びを用意しておきたいところです。
ブリジュラスなども選択肢
耐久寄りのブリジュラスなど、相手側が簡単に処理できないポケモンも候補になります。
ゲンガー側もシャドーボールの追加効果などに依存する展開になる場合があり、相手の想定より長く場に残れるポケモンは有効です。
また、ブラッキーに強く出られる崩し役を入れておくことも重要になります。
この構築も、ゲンガーだけを対策するのではなく、
ゲンガー+ブラッキー+イエッサンを1セットとして考える
ことがポイントです。
⑤ ブリジュラス+ボーマンダ+アシレーヌ
最後に紹介するのが、
ブリジュラス+ボーマンダ+アシレーヌ
です。
レギュレーションMCを代表するスタンダード構築の一つと言える並びです。
数値と対応範囲が優秀なスタンダード構築
この構築の厄介なところは、特定のギミックに依存していないことです。
ブリジュラス、ボーマンダ、アシレーヌはいずれも単体性能が高く、取り巻きの自由度も高め。
残りには、
- ガブリアス
- カバルドン
- メタグロス
- ミミッキュ
- サーフゴー
- ギルガルド
など、さまざまなポケモンが入ってきます。
そのため、
「この1匹を入れればブリジュラス+ボーマンダ+アシレーヌに勝てる」
という単純な対策が成立しにくい構築です。
ボーマンダの型にも注意
ボーマンダについても物理型、特殊型、両刀など複数の可能性があります。
特に構築全体との組み合わせによって型が変化するため、選出画面から完全に特定するのは困難です。
だからこそ重要なのが、自分の構築に対して相手が何を選出してきやすいかを把握しておくことです。
例えば同じ6匹を使って何十戦もしているなら、
「この並びにはボーマンダ+アシレーヌが出てきやすい」
「このタイプの構築にはカバルドンから入られやすい」
といった傾向が見えてきます。
これを最終日の選出に利用します。
アシレーヌへの対策も忘れない
スタンダード構築を考えるうえで無視できないのがアシレーヌです。
ボーマンダなどに強く出やすく、型によっては「めいそう」から一気に崩してくる可能性があります。
ただし、アシレーヌミラーを意識するあまり素早さへ努力値を振りすぎるなど、本来の役割を失う調整にならないよう注意しましょう。
「なぜアシレーヌを採用しているのか」を明確にして、その役割を維持した調整を考えることが重要です。
流行構築対策にやるべき3つのこと
ここまで流行構築を紹介しましたが、対策のために構築を大幅変更する必要があるとは限りません。
むしろ、使い慣れていないポケモンを急に採用することで勝率が落ちる可能性もあります。
まずは次の3点を確認しておきましょう。
1. 流行構築への基本選出を決める
例えばセグレイド+リザードン+アーマーガアを見たら、
初手A+裏B・C
といった形で、ある程度基本選出を固定します。
毎試合選出画面でゼロから考えるより、明確なプランがある方が安定します。
2. 相手の勝ち筋を確認する
「どのポケモンを倒すか」だけではなく、
相手はどうやって勝とうとしているのか
を考えます。
例えばイエッサン+カメックスなら、
サイコフィールド→からをやぶる→全抜き
が代表的な勝ち筋。
ならば「カメックスを倒せるポケモンを入れる」だけでなく、そもそもからをやぶるを使わせないという対策ができます。
3. 自分の構築に何が選出されるか把握する
特にスタンダード構築相手では重要です。
相手の6匹だけを見るのではなく、
相手から見た自分の6匹
を考えてください。
「自分の構築はアシレーヌが刺さっている」
「この6匹なら相手は初手ガブリアスを出したくなる」
といった傾向を理解できれば、初手や選出を合わせやすくなります。
ピンポイント対策より「並びで対策」が重要
今回もっとも重要なのがここです。
環境で流行している構築を見つけると、
「このポケモンを入れれば対策できる!」
と考えたくなります。
もちろんピンポイントメタが有効なケースもあります。
しかし、そのポケモンを選出できなかったり、早い段階で倒されたりした瞬間に対策が崩壊する構築は安定しません。
例えば、
Aでステルスロックを展開 →Bでアーマーガアのきりばらいを阻止 →CでリザードンYを止める
というように、複数のポケモンで役割を分担した方が対策として安定します。
つまり、
「並びには、並びで対策する」
という考え方です。
これはレギュレーションMCに限らず、ポケモン対戦で構築を組むうえで非常に重要な考え方です。
まとめ|レギュレーションMCは環境を読んで勝率を上げよう
レギュレーションMCで特に警戒したいのは、以下の5つです。
| 構築 | 対策のポイント |
| セグレイブ+リザードン+アーマーガア | ステロ+きりばらい対策まで考える |
| イエッサン+カメックス | からをやぶるを簡単に使わせない |
| キラフロル+カイリュー+ルカリオ | 並びからカイリューの役割を読む |
| ゲンガー+イエッサン+ブラッキー | ブラッキーの崩し手段を確保 |
| ブリジュラス+ボーマンダ+アシレーヌ | 自分の構築に対する選出傾向を把握する |
勝てなくなってくると「何か新しい対策ポケモンを入れなければ」と焦りがちですが、重要なのは単体のメタポケモンを探すことではありません。
相手の構築が何を勝ち筋としているのかを理解し、その勝ち筋を自分の3匹でどう崩すか。
ここまで事前に考えておくだけでも、選出と立ち回りはかなり安定します。
特に環境もある程度固まってきた状況では毎回選出画面で考えるのではなく、
「この並びにはこの3匹」「初手はこれ」「相手のこのポケモンを最優先で削る」
というところまで準備しておくのがおすすめです。
レギュレーションMCでレートを伸ばしたい人は、今回紹介した5つの流行構築を最低限チェックしたうえで、自分の構築の選出プランをもう一度見直してみてください。
